WXIII PATLABOR THE MOVIE3

地味です。出てくるのは男ばっかり。話の主軸は刑事2人の地道な捜査。特車2課の活躍はクライマックスのみ。でも、ちゃんとパトレイバーだと感じさせてくれます。「レイバーのある風景」とでも言うべきか、シリーズを通して流れている独特の空気がここにもあります。
最後まで救いのないまま話が終わりますが、廃棄物13号のエピソードである以上それは仕方ないし、あの設定と展開でヒロインが救われるはずもないので、これは納得です。むしろハッピーエンドで大団円だったりしたら石投げます。結局パトレイバーって「負け戦を頑張る人達の話」なんだと思うんですよね。そのあたりが、このシリーズが好きな理由なのかもしれません。