新聞の投書欄を見て、投書の内容に対して支持/反論する内容を考える、ということを良くします。もちろん支持と反論の両方を考えるのです。
投書欄というのはなかなか興味深いです。そもそも新聞に投書しようとする人というのがどういう人達であるのか良くわからないのですが、おそらく自分の主張を読んでもらいたいのでしょう。*1わざわざ主張するほどの内容だろうかと思うこともあるのですが、一方で思いもよらない視点の意見に驚かされることもあります。しかしこれらの投書はおそらく新聞社に送られた全てが掲載されるわけではなく、担当者による選別があるはずです。とすると、新聞社の論調であるとか、ある種のバランスのようなものを考慮して選ばれている可能性があります……というか私はそうに違いないと思っているのですが。そう考えてみると、一見自由な意見の場に見える投書欄と言えどもマスコミによる世論操作の一端を担っていると見ることもできます。
話が逸れましたが、投書を元にいろいろ考えるのはなかなか面白いです。私自身は引きこもりの傾向があるせいか、自分の考察に自信がないのか、日々のニュースから考察を深めるという作業をあまりしないので、そういう意味でも刺激になっているかも知れません。

そういえば以前、「今の時代、声を上げないものは無視される。サイレント・マジョリティにも影響力なんてない」というようなことを言った覚えがあります。大した根拠があって言ったことではないですが、どうも意見を言わない者は賛同者として扱われる傾向にあるようなので、くだらない内容でもいいからとりあえず主張しておくことは大切なのかもしれません。
と、珍しく主張みたいなことをしてみました。*2

*1:感想文みたいな投書もありますが、それはここでは除外しておきます。

*2:こうやってメタ的なオチを付けるあたりに自信のなさが現れてますね。