NHKの特集番組で、中絶胎児の細胞を利用した医療について放送するようです。
参照:http://www.nhk.or.jp/special/schedule.html
今週末の放送のようなので、どういった内容や論調で語られるのか詳細はわからないわけですが、個人的には生理的な拒否感以上のものではないように思います。中絶胎児は言ってみれば「産業廃棄物」に過ぎないのですし、その有効利用と捉えればむしろ良いことなのではないでしょうか。倫理的な問題を論じるのであれば、中絶の是非はとりあえず置くとして、生まれるはずの命を奪った(中絶反対派の方々が好む言い回しですね)のですから、失われるはずの命を救うくらいはしなければ、吊り合いが取れないというものです。
まあそもそも私は胎児を独立した生命とは思わないし、人権は無いと考えているのでこう思うのかもしれませんが。そう考えない方も大勢いると思うので、そうした方々の主張を中傷するつもりはありません。しかし社会や技術の発展に伴って倫理基準そのものが変化していく可能性は真剣に考慮すべきだと思います。